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コラム詳細

料理の説明文を添えて注文数がアップ!? (後編)

前編では料理の説明文に「五感に訴える表現」を取り入れることで、お客様に味のイメージが具体的に伝わる文章のポイントをお伝えしました。後編は、五感に訴える表現とは違うワンランク上の説明文の書き方をご紹介します。

比喩で味を伝える

「まるで〇〇みたいだ」のように、物事の状態や様子を他の物事に例えて表現することです。頭の中で味だけでなく、シズル感までも脳裏に浮かんできます。

(例)
豚の角煮 とろけそうなやわらか食感
トマト まるでフルーツのような甘味
ワイン レモンのような柑橘系のニュアンス


本格志向や健康志向を刺戟する

例えば、毎朝オーナーが築地に赴き、その日仕入れた鮮魚を盛り合わせるこだわりの一皿であっても、メニュー表で「刺身の盛り合わせ」とだけ書かれていたのでは、お客様は「食べたい!」という気持ちにはなりません。キレイな写真を載せたとしても、写真からはオーナーの食材へのこだわりは伝わりません。

(例)
産地 浜名湖産うなぎの白焼き
健康 低カロリー高タンパクで注目の馬肉
安全  無農薬・無化学肥料栽培の新鮮な野菜 等


「プラシーボ効果」という暗示作用があります。プラシーボ効果とは、効き目のない薬でも「よく効く薬だ」と思い込ませると、体に有効な作用が現れるという心理効果です。もちろんメニュー表で、事実とは違うことを本当のことのように書いたらダメですが、こだわりを知らずに食べるのと、こだわりを知ってから食べるのでは、同じ味でもおいしさに差が出ます。お店のこだわりを丁寧に簡潔に説明する文章で、お客様の食欲を刺戟するメニュー表にしましょう!